■ケーナ Quena (アンデスの尺八)
竹や芦(カーニャ)にV字型またはU字型の切りこみを入れ吹き口とし、表に6個、裏に1個の指穴を空けた単純、素朴な楽器です。
指使いはリコーダーと同じ。息の鋭さや量、吹き口に当てる角度などを変えることで3オクターブの音域が出せます。
その昔インデイオたちは、動物やコンドルの骨、人間の脛(すね)の骨などでもケーナを作っていたそうです。(骨製のケーナの音を聞いてみたいです。)
ケーナの名手たちによって命を吹き込まれたケーナは、あるときは朗らかに意気揚揚と、またあるときは深いため息、やるせない思い、狂おしい情熱など人間のあらゆる感情を表現することができます。
同様にコンドルの飛ぶさまや小鳥のさえずりアンデスの渓谷や草原をわたる風などのあらゆる情景をも表現できるのです。この笛の音を聞いて魂を浄化されるように感じた人も多いのではないでしょうか。
本当に素晴らしい楽器です。
■サンポ―ニャ Zampoña (アンデスのパンフルート)
■チャランゴ Charango
長さの異なる葦(あし)や竹の管を並べて作られた楽器です。
管の底はふさがっており、ビンやペットボトルを吹き鳴らすのと同じ要領で音が出せます。西洋のパンフルートが一列なのに対し、サンポーニャは(ミ ソ シ レ ファ# ラ)と(レ ファ# ラ ド ミ ソ シ)の2列でできています。これを一列ずつ二人でもって一曲を演奏する奏法を「コンタドーレ」または「ドブレ」奏法といいます。この奏法には「見る」楽しみも加わります!最近では一人で2列を持って吹くのが主流です。
大きさは手の平くらいの小さなものから背の高さくらいの大きなものまでいろいろあります。小さいものからチュリ、マルタ、サンカ、トヨスという名前です。
現地ではシクーリと呼んでいます。
初心者でも簡単に音が出ますがきれいな音を出すにはかなりの肺活量が必要です。アンデス高原を渡る風の音、吹き荒れる嵐、そよ風・・・吹き方によって無数の表現ができます。
スペイン人が持ちこんだギターを、現地のインディオが真似て作ったのがこのチャランゴです。もともとは胴体の部分にアルマジロの甲羅が使われていましたが、今は木製のものが多く作られています。チャランゴには5組の複弦があり計10本の弦が張られています。
音色は哀愁を帯びており、甲高い音でかき鳴らす音色は狂おしく、胸をつくような感じがします。
ギターとともにリズムを刻みながらコード奏法で演奏するスタイルと弦を一本ずつつまびくスタイルとがあります。チャランゴの名手の目にもとまらぬ指さばきを見るのもフォルクローレの楽しみの一つです。
(インディオの小型ギター)
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